フランス |
フランスはブドウの栽培に最適の気候・風土であり、伝統ある優れたワインの産出国です。ボルドー地方ではブドウの栽培からワインの醸造、瓶詰めまで行なう生産者をシャトーと呼び、シャトーごとに格付けされています。ボルドー地方のワインはシャトーの名前がワインの名前になります。ブルゴーニュ地方ではブドウ畑や村ごとにワインの格付けがされており、ワインには畑・村・地域などの名前が付けられています。 |
イタリア |
イタリアは温暖な気候に恵まれており、イタリア12州全てで赤・白・ロゼ・スパークリングのワインが作られ、それぞれの州で特徴あるワイン作りが行われています。生産規模ではフランスとほぼ互角であり、ワイン生産量・海外輸出量共に1位2位争いを繰り広げています。 |
スペイン |
スペインは、イタリアとフランスに続く世界第3位のワイン生産国である。ブドウの作付面積では世界第1位となっている。国土は地中海性気候が広がっておりワインの生産に適しています。
スペインのワインでは酒精強化ワインのシェリーが有名。赤ワインは、リオハやリベラ・デル・ドゥエロが良質なワインの生産地です。カタルーニャ地方ではカバと呼ばれる発泡性ワインも造られています。 |
ドイツ |
ドイツで生産されるワインは、圧倒的に白ワインが多い。厳しい気象条件のために、黒葡萄は十分に色付くことができず、数少ない赤ワインも色が薄い。夏季に穏やかな日照時間を長く取ることによって、凝縮性が高く、独特な酸味と果実性に富んだワインが造られています。 |
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アメリカ |
アメリカ合衆国はフランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国です。生産量の約9割をカリフォルニア州が占めています。赤ワインではナパ、白ワインではソノマなどが質の高さを誇っています。
E&Jガロ社、オーパス・ワン、ニバウム・コッポラ・ワイナリーなどのワイナリーが有名です。 |
オーストラリア |
オーストラリアのワインの特徴は、ワインを醸造してからあまり年月をかけて熟成させず、フレッシュで、フルーティなのが特徴です。オーストラリアのブドウの産地は、温暖で一日の日照時間が長くて昼夜の温度差も大きく、降雨量も少ないので葡萄の糖度が高くなります。天候が安定しているので醸造するワインの品質も安定しています。 |
チリ |
チリの中部地方は地中海性気候のため、夏は乾期で雨がほとんど降らず、1日の気温の高低差が大きいことから、風土は豊かで変化に富み、ブドウ栽培にとても適しています。また、19世紀に欧州で猛威を振るった害虫の影響を受けておらず、ブドウの病気も発生しにくいため、良質のワインが安定して生産されています。また、人件費、農地、水などのコストが欧米などと比べて安価なため、フランス産なら5,000〜6,000円クラスのワインが1,000円前後で買えるといわれています。 |
南アフリカ |
南アフリカのワイン造りの歴史は古く、首都ケープタウン近辺の沿岸地域と内陸のリトル・カルーの2つの地域でブドウが栽培されています。
海洋性気候がブドウが栽培地域の特徴で、海から吹き上げる風、強い太陽の光、湿度の少ない土壌等、非常にワイン造りに適しています。 |
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